Monday, November 28, 2005

もうすぐ冬。


もうそろそろ、秋も終わる。
何か、短かったような気がする……。

Sunday, November 27, 2005

やりきれない想い


写真に入っているとおり、これは、2002年に撮ったもの。
当時の職場の、ひな祭りパーティー。
そこはインターナショナルな場所だったので、クリスマス、年末、ひな祭り、新学期、七夕……と、何かにつけ、イベントごとにパーティーがあった。
この写真の右端がアフリカ人男性。その隣が私。そのまた隣が一緒に働いていた友人(お腹が大きい! 娘と同い年の男の子。実は、この写真を撮ってすぐ、私にも赤ちゃんができたのだ)。そのまた隣が中国人女性。
ここには、世界中から日本に来た人たちが集まっていて、本当に、小さな地球、みたいだった。みんな楽しくて、仲が良くて。個人レベルではこんなに仲が良いのに、どうして世界中であんな紛争が起こるのだろう、と思っていた。
そこに居たとき、あの9.11が起きて。でも、中の雰囲気はちっとも変わらずに、その直後、アメリカの方と中東の方が、その事件について、冷静に語り合っていた場面が、今でも胸に焼きついている。
個人レベルでは、みんな、仲良し。でも、政治や経済やそういうものが絡んでくると、国家レベルでこんがらがっている。何だか、やりきれない気持ちだった。

この写真を見ると、いつも、そういう気持ちを思い出して、懐かしいような、やりきれないような、複雑な心境になる。

Saturday, November 26, 2005

753


11月初旬、娘の七五三参りに行った。
彼女が着ているドレスは、私が七五三参りに着たもの。
それを、私の妹も着たので、娘で3代目だ。
サイズもぴったり。
何だか感慨深くて、娘が照れ始めるほど、ずっと、じぃっと見詰めてしまった。

Tuesday, November 22, 2005

鬼まんじゅう


その昔、まだわたしが小学生ぐらいだった頃、母がたまに作ってくれた。
さつまいもの素朴な甘さと、もっちりとした食感が大好きで、大人になった今でも、決して豪華なお菓子ではないけれど、時々、どうしても食べたくなる。

そうすると、デパ地下などでも買うけれど、大体、自分でこしらえる。
さつまいもを洗って、さいの目に切って、お水にさらして、三温糖をまぶして、小麦粉と白玉粉を混ぜて……。
そうやっている、ゆっくりとした時間がまた何とも言えず贅沢で、自然に口元がほころんでくる。

ところで、名古屋ではお馴染みの「わらびもち」。それがこちらの地方特有のものと知ったのはつい最近。
もしかしたら、「鬼まんじゅう」も地方特有のものだったりして……。

二の腕


写真というのは、ときに残酷なほど正直だ。
だから、時折、わたしは自分のチェックのために写真を撮ってみる。
けれど、誰かに、『いっくよ〜♪』と撮られるのは緊張してしまう性分なので、独りで、セルフタイマーにして、撮る。他人さまに見せることを前提として撮る訳ではないので、場所も、めちゃくちゃだ。
洗面所だったり、寝室だったり。背景に、脱ぎっぱなしの服がだらしなく置いてあったり、生活感溢れる小物たちがそこかしこにあったり。
この写真も、洗濯しようとした途中に撮ろうと思い立ったので、洗濯しようとしている真っ最中。

この写真から得たものは、腕が太くなったことが分かったこと。
出産前は、ひょろっと細かった二の腕が、出産し、その子供の重さに腱鞘炎になりながらも毎日抱っこ抱っこ抱っこ抱っこの連続。その末にできあがった逞しい二の腕。ここまで、約3年かかった。
何となく、今までゆるかった長袖の服がきつくなったなぁ、と薄々は感づいていたものの、認めたくなかった事実。
けど、夏に撮ったこの写真で、その事実を突きつけられ、認めざるを得ず。
で、もう秋になってしまったのだけれど、ぼちぼち何とかしようかな、と、重い腰を上げたところ。
来年こうして撮ったときには、驚くほど細くなっていたらいいんだけど……。

戻りたくなる場所。


気持ちが息切れし始めると、決まって戻りたくなる場所がある。
そこは、プーケット、パトンビーチのソイ・バングラ。
昼間は閑散とした廃墟といった感じの静かな街。
でも、夕陽の時間帯から、その場所の熱気は一気に加速し、どこから出てくるんだろう、と思わず首をひねるほどの人の波がやってくる。
交通量も増し、あちこちから声が降り掛かってくる。
トゥクトゥクのドライバー、ゴーゴーバーの呼び込み、ムエタイバーの呼び込み、そして闇市を思わせる、即席の路上市場の売り込み。
その喧噪といったら、昼間のことが嘘のよう。

真っ昼間の、蒼く果てしないほど透き通ったアンダマン海も、熱く白い砂浜も、抜けるような空も、眩しいほど白い雲も、じりじりと肌を焦がす太陽も、全てが愛しいけれど、それと同じぐらい、少し暗くて、猥雑なソイ・バングラの夜の街も大好きだ。

ホテルに戻って、コンビニで買ったビアシンを飲もうと、プルトップを開けつつ、窓から眼下に広がる夜のパトンビーチを見やって、ふと手を止める。
漆黒の闇と化した、空と海との境目が掻き消されたような空間の中に、ぽっかりと浮かぶ、豪華客船の灯り。そして、何より、島を象るように、金のネックレスのように連なる、夥しい数の車やバイクのライトに魅せられた。
もう限界、と思って帰ってきてしまったけど、まだまだ街はこれからなのだと思い知って、ちょっと後悔した。

そのことを思い出すたび、今度こそ、遊び倒して、パトンビーチで日の出を見てやろう、って思う。

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